つくば出身ながら一度も行ったことのなかった「つくばスローマーケット」。
今年は行きたいなーと思いつつの、念願叶って行ってきました。
クラフトの方々が出店されているなかで、フードがあったり、バンドのライブがあったり。
陶器や木工、布ものの方が多い中で、ひときわ眼を引いたのが「つくばほうき」と「あけび籠」です。
ご家族でやってらっしゃり、おじいちゃんがほうきをつくって、おばあちゃんが装飾を施して、息子さんが色々説明してくれて。
家内制手工業ってゆーんでしょうか。
すげーいいよねこうゆうの。
ってニヤニヤしながら見てました。
おじいちゃんの手がめっちゃくちゃ早く動くんですもの。
急いでいる訳ではなく、てきぱきとした手の動き。
美しいなーって思いました。
ほうきの原料になる、ほうきもろこしを育てることからしているらしくって。
僕も、本格的に手紡ぎやりたくなったら、やっぱり羊も飼わなきゃなーて決めました。
へへへ。
そうしてあけび籠、についてはのちほど。
「つくバンド」
つくばで西アフリカのリズムを叩いているんですって。
踊り手さんもいて。
タイコのリズムは、きっと人間の根源につながる何かがあるんでしょうね〜
自然と身体が揺れてくるし、ニヤニヤしてきちゃう。
なによりプレイヤーたちがいちばんニヤニヤ、いや、失礼、ニコニコしているんだもの。
最初は遠巻きに見ていたお客さんたちも、次第にステージに集まってきて、とってもとってもいい空気でした。
ニヤニヤしながらふらふらしていると、あら、なんだか見たことある人がいるぞ。
あれあれ?
ちょっと前に行った、世田谷ものつくり学校で行われていたイベント「ennas」(エンナス)に出演していた「Freedam Smaile」さんでした。
エンナスの時には言葉は交わしていなかったのですが、まさかつくばで会うとは!
まさか出演者だとは!
まさかつくば出身だったとは!とまではいきませんでしたが、、、・(九州の方だそうです。)
不思議なご縁だなーと勝手にテンション上がって、ステージ前にも関わらず、馴れ馴れしく話しかけてしまいました。
「Freedam Smaile」兄さん、今回つくばスローマーケットでは5回目の出演になるそうで、マーケットのテーマソングも手がけていたりしています。
つくばについて、ゆるーくアツく?語ってくれて、それがとても嬉しかったな。
つくばに来るたんびに、つくばの魅力を再認識します。
しかも、それを教えてくれるのは、決まってつくばの外から来た方々でした。
それぞれに、つくばに縁を感じ、ことあるごとに足を運び、人によっては暮らしを移してまでいるってこと。
けっこうすごいことだよなーと思います。
そうして、僕はそのつくばで生まれ育ったんだよな、って改めて想います。
そんな形の無い想いを感じる中で、しかしながらモノの力、存在する力、を感じさせてくれるモノと出逢ってしまいました。
冒頭に触れた、あけび籠です。
イベント初日でほとんど無くなってしまったそうで、僕が目にすることが出来たのは6点ほどだったのですが、それでも眼を、心奪われ、これは連れて帰らない訳には行かないぞと。
こいつと一緒にいたいぞ、と。
制作者の方ともお話しさせていただき、これまた、興味深い時間となりました。
つくばにこんな人がいる。
しかもそこそこご年配。
若い僕らと、昔ながらの知恵と技術をもった方々と。
色々と、あれやこれやと、想いを廻らす一日となりました。