織ることに
創ることに
自分自身に
もちろんあなた自身に
出来る限り誠実でいたいと考えています。
初めて四枚綜絖を織った時は15cmしか織れませんでした。
ギブアップってやつです。
今は懐かしの3年半前のこと。
どこまでも自由なさをり織りにおいて
自分を縛るのは、いつだって自分で。
それはきっと、自分はこう織りたい、こんな物を作りたい
という理想がしっかりとあるからなのでしょうね。
もちろんそれは無意識下の「思い込み」という部分があったりもしますが。
いつしかその枠も外れ、どんな織りでも、僕の手が動いた結果なら僕の織りだ、と。
誰に似ていると言われようが、それはその人の視点からだ、と。
僕の心が動き、手が動いて、そうして生まれた形なら。
どんな形であれ、色であれ、僕にはとても愛おしい。
だってそれは、どこにもありはしない、ここだけにしかない
僕が生み出した「もの」なんだもの。
だから僕は、胸を張って織り、つくるんだ。
ありがとう。
僕は、「組織織り」を知り、織る事によって
もっともっと、自由になれました。