カテゴリ:2015年1月2日のこと( 3 )


 1月2日、一日だけの展示会。
 初めての事を行う時は、いつも恐れと不安がつきまといます。
 しかしながら、終わった後はいつも思う。
 やってよかった、と。
 それは、とても複合的な感覚で、みんなたくさんの人が来てくれたとか、作品がたくさん売れたとか、そんな表面的な事(もちろんとても大切な用件ですが)以上に、大きな、緩やかな感情を伴っています。

 展示会のコンセプト。
 空間づくり。
 プレスのかけ方。

 すべてが未知の中、大きな大きな道の途中である認識と共に、今、成すべき事は何なのか。
 優先順位はどこにあるのか。
 それ以上に、感情の行き先は何処なのか。
 
 最近、松本大洋の「サニー」に心動かされます。
 忘れちゃいけないものごとって、必ずある。
 人それぞれ、必ずある。

 「感情」を表に出す事は、時と場合によって、良くも悪くもあるけれど、それは「善」や「悪」ではないはずだから、せめて好きで始めたことくらいは「感情的」でありたい。
 自分の感覚に、価値観に正直にありたい。

 そうして、場を、空間を、想いを、表したい。

 そうしたツールが今の僕にとって、さをり織り、なのだな、と感じています。

 もっともっと、この織りは、この価値観は知られていい。
 織り手もどんどん増えたらいい。
 技術なんて、いくらでも渡すから。
 結果はいくらでも渡せるんだ。
 だから、みんなで楽しみたい。
 それぞれに、それぞれのまま、感動したい。

 すでに織り手である方、織り手の表現を楽しむ方、どちらの方も来てくださった事がとても嬉しかったです。
 どれほどの事が伝えられたでしょうか。
 僕は僕の事しか語れません。
 でも、だからこそ、そこには思いっきり胸を張って、語りたい。
 ただただ、当たり前を静かに、語りたい。
 
 やり取りが増えれば増えるほど、そこに愛情が生まれると感じます。

 いつか、それこそ胸を張って、愛を語れるほどに、精進を重ねて行こうと、今、想います。。

 ご来場くださったあなた、作品を手に取ってくれたあなた、BOOKを手に取ってくれたあなた、想いを寄せてくれたあなた。
 ほんとうにありがとう。
 今年一年、これまで以上に走り続けます。

 見ていてくださいね。

 今日も明日も、その先も、楽しみ、いきましょう。


 
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あけましておめでとうございます。
先ほど会場である渋谷novoreにて搬入を終えてきました。
今年も一年、宜しくお願い致します。

今回の個展では初めての試みとして、2014年に制作した服たちのBOOKお披露目&先行販売を行います。
初めてのことをには、初めてのことを。
ということで、出品作品の一部を前もってこちらでお知らせしてみます。

では、どうぞ!



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はい、いかがでしたでしょうか。
作品の一部といいつつ、7割方出てます。
これまでの個展は、「一年間に制作した作品たち全てをご覧頂く場」として行ってきました。
しかしながら今回は、tsutaeとして初めての個展。
そしてtsutaeは「伝える」ということに意志を明確に向けた試みです。
自分の形を見つけようと、あれやこれやと考えながら創った服たちと、小物たちと。
数はそれこそたくさんあるのですが、今回はBOOK掲載作品をメインに、じっくりゆっくり作品を見て頂く場にしたいと思いました。
過去の展示会を知っている方には、びっくりするぐらい少ない作品数かも知れません。
そして表立ったお知らせも、このブログとSNSくらいのものです。
いやー、どんな一日になるのでしょう。
僕には早くもお正月気分はありません。
ドッキドキです。
うん。
展示会前はいつもドッキドキ。

19日、20日に行うようようさんとの「ヒトヒトトナリ」とはまったく違う作品、場となります。

会場 渋谷novoreへの行き方はこちらをご覧ください。   ▶︎ ◎◎
(昨年の展示会情報も掲載されていますが、お気になさらず)

時間 13:00〜21:00

雪もちらつく寒さであります。
ご無理の無いように。





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 以前のエントリで「last works」(仮)と題していた1月2日のこと。

 正式名称が決まりました。

 「tsutae First Exhibition」

 です。

 2013年12月、僕は酒寄剛史 初期全展 「足跡」と題した展示会をしました。
 そうして、そのDMでこれからは「tsutae」という名前で活動することをお伝えしました。

 しかし、そんな事言いつつも、「2014年は個展はしません」と言い、かねてからお付き合いのある市や人々とのやりとり、僕のライフワークである、手織工房じょうたの業務を行っていました。

 「tsutae」は「伝える」。

 展示会は無くとも、日々、暮らし、生き、つくりながら、考えていました。
 僕は何で、つくるのだろう。
 どうして、こうも、「つくる」ことに執着するのだろう。
 手を動かすのだろう。
 
 出た結論は「伝えたい」からなんだということでした。

 自分が感動した事を。
 モノを。
 人を。
 雰囲気を。
 時間を。
 想いを。
 形の在るモノを。
 形の無いモノを。

 そうして、伝える対象である「あなた」のことをちゃんと意識していたい。
 そう想い、「伝える」の最後の一文字を抜き「tsutae」という名で活動していこうと決めました。
 あなたがいる事で「伝える」ことは成り立つのだと。
 独りでは、「伝える」ことはできないのだと。
 あなたがいることで成り立つ存在が僕であるのだと。

 
 第一回個展 「呼吸」

 第二回個展 「希望」

 第三回個展 「未来」

 初期全展 「足跡」

 三年連続で行った個展では、年を追うごとに多くの人が会場に足を運んでくれるようになりました。
 その過程で気付いた事は、僕の作品の遍歴や場を設けることの大変さなんてこと以上に、「人の存在の大きさ」でした。
 個展は個人の展示会です。
 ひとりだけの展示会です。

 でも、ひとりじゃ成り立ちません。

 当たり前の事を、重く、暖かく、感じました。
 こんな僕のことを気にかけてくれる人がいる。
 しかも、話したことすらないのに。
 その事実を、こんなにも明確に感じたことはありませんでした。

 これから僕は、何が出来る?

 僕は何をすべきだ?

 何がしたい?


 正解が何かなんて、やっぱり分かりません。
 でも、やっちゃいけないことは分かっているつもりです。

 だったら、できることを、できるだけやりたい。

 そう想いました。

 お正月もいいところ。
 しかも1日だけ。
 でも、この日しかないな、と想いました。

 2015年1月2日 渋谷のnovoreで、場を設けます。 

 「Exhibition」と題したのは、「あなた」とのやりとりをしたかったから。
 DMをつくり、繋がりのある店舗さんなどに置いていただき、不特定多数の方にも眼を向ける。
 より、多くの人に伝える。
 知らない人に、知ってもらう。
 そうではなく、 このブログを見てくれている「あなた」やいつも市に来てくれる「あなた」、手の届く距離にいる「あなた」とのやりとりをしたかったから。



 2014年、意志を持って、たくさんの服を創りました。
 そのこたちを、一冊のBOOKにまとめました。
 
 「tsutae First Exhibition」では実物(作品)と共に、なんでこの形が仕立て上がったかなど、ゆっくりお話をさせていただきたいと考えています。
 BOOKは数に限りがありますが、販売も出来るように準備致しました。
 ようようさんと行う展示会「ヒトヒトトナリ」はマフラーやコースターなど小物のみを扱う場なので、服を直接見ていただける場は、 「tsutae First Exhibition」でしか設けられませんでした。
 ごめんなさい。
 みなさん、お正月もやることたっくさんだと思います。
 それでも、その「やること」のなかにひとつ、この場も入れていただけたら嬉しいです。
 ご無理のないように。

 開催時間はまだ少し、決めかねています。
 もう少しお時間くださいませ。
 なるべくのんびり、ゆっくりとした場にしたいと考えています。

 また、書きますね。


 いつも、ありがとう。


 ※ブログカテゴリに「2015年1月2日のこと」を追加しました。
  この会の事はこちらにまとめてまいります。






  

 

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