2013年 08月 28日 ( 1 )



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 人の縁とは不思議なもので、求めれば求めるほどに逃げて行くこともあれば
 不思議なくらい、何かに導かれるように出逢い、道を共に歩むようになることもあります。

 今回の個展は「〇」と名付けました。

 僕はこれを「えん」と読みました。

 この展示会を通し、人とのつながりである縁を再認識し、そこで感じた縁をどこまでも続いていく円にしたいと想っていました。
 
 画像の円はきれいなまん丸の円ではなく、ちょっといびつで、最初と最後が閉じていません。
 そして、円の最後の先は、最初に向かわず、少し外側を向いています。
 こんな円にして行きたいと想っています。


 ひとつのことを目指す日々は、ともすれば繰り返しの日々と思いがちで、自分で自分を鼓舞しながら、時に痛みや苦しみすら共にして進むことも少なくありません。
 でも僕は、自分の想うことをする日々に痛みや苦しみなんて必要ないと感じています。
 言い方を変えれば、痛みや苦しみすら、「楽しみ」に変えることができると信じています。

 そう。

 人と共に在れば。

 ぐるぐる、ぐるぐると回る円は、同じ所を回るわけではなく、実は以前より少し隣だったりします。
 少しずつ、少しづつですが、外側に広がっています。
 同じ日々なんて無いんだなって想います。

 人の存在を感じることができれば、どんな日々も、あっという間に彩りを増すのではないでしょうか。


 「〇」という展示会。
 開いたお知らせもせずに行った今回は、とても会いたかった人たちに会えました。
 初めての試みは、常に不安と手を組んでいる様で。
 それでも、「自分の想うことをする」ということは何よりも自分を安定させてくれました。




 わざわざ場所を調べて来てくれた方がいます。

 遠くの町から、どうしても実物を見たくて、触れたくて、と来てくれた方がいます。

 初めての個展から、欠かさず来てくれる方がいます。

 オーダーをしに来てくれた方がいます。
 
 〇〇さんに紹介されて~と、来てくれた方がいます。

 刺激を求めて、来てくれた方がいます。

 たくさんのことを僕に、伝えに来てくれた方がいます。

 自分の姿勢を見せに来てくれた方がいます。
 
 たくさん作品を試着してくれた方がいます。

 会期中、何度も遊びに来てくれた方がいます。

 ゆっくり、のんびり、見てくれた方がいます。

 
 それぞれの方がそれぞれの気持ちで、来てくださったのだと想います。

 僕はあなたに

 あなたに会いたかったんです。

 
 わざわざ、雑居ビルの4Fまでノボって来てくれてありがとうございました。
 
 僕は、伝えることができたでしょうか。

 共有できたでしょうか。


 今回お会いできなかった方にも伝えたい。
 来て欲しかった。

 でもね、会えなかった理由が
 「自分のやりたいことに向かって頑張ってるから」
 だったら、こんなに素晴らしいことはないですよね。

 僕の尊敬するミュージシャンが言ってました。
 「もちろん会場をまんぱんにしたいって想ってるけど、ライブに来れないほど頑張ってる何かがあるんなら、それほど素晴らしいことはない。ライブに来てもらえなくても、頑張りたい何かがあるんなら、そっちを頑張って欲しい。」
 って。

 大切なことは、「自分の想うことをする」ってことなんだよな、と想いました。

 自分の姿勢を持って、自分自身として在る。
 そんな人たちが繋がって出来た「円」は
 とても優しく、柔らかく、時に少しいびつで、でもなめらかで、
 たとえ少しずつだとしても、確実に太く、大きくなっていくのではないでしょうか。


 第2・5回個展 「〇」。

 ほんとうにやってよかったです。

 ありがとうございました。

 そしてここから、第三回個展「未来」へと繋がっていきます。

 ご期待ください。

 僕も楽しみにしています。

 ほんとうに、ありがとうございました。



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by pops-fabric | 2013-08-28 07:57 | 展示会情報