2011年 05月 20日 ( 2 )

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 やはり、ポケットを付けてしまいました。
 胸ポケットはあえて無し。
 賛否両論あると思いますが、これが今の気分なんです。
 より良い形になったのではないでしょうか。
 
 しかし、写真の腕前をもう少しあげないといけませんね。
 
 そしてポケット着けるだけで3時間かかってしまいました。
 未熟な部分が多すぎる。
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 まだ、自分で経糸を張ったこともない頃の作品。

 体験織りを重ねて、4~5回目位の織りだったと思います。


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 捲いてみるとこんな感じ。

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 当時さをりと出逢ったばかりの僕は、ろくに無い時間とお金が少しでもできたら工房に通っていました。
 毎回毎回黒い経糸で飽きもせず、こんなボリュームたっぷりのとりとめのない織りをしていました。
 日常に抑え込まれた「自分」を発散するための、掃溜めのような織りでした。
 今の僕では、こんな織りは絶対にできないと思う。
 やりたくない訳ではなく、もっと単純な気持ちで、心がそちらに向かないってこと。
 
 織りが主体の生活になって、よく「やわらかいね」って言ってもらえるようになりました。
 尖らずとも生きていける生活を手にして、僕は、なりたかった自分にどんどん近付けているような気がしています。
 ただ、そんな今だからこそ、あの頃の織りにあこがれの様なものを抱く時があります。

 目的なんて考えず、ただただひたすらに織る。
 自分の心の振れる方へ、織りを進める。
 
 織りのバランスを知り、色の相性を知ってしまった今の僕にはなんと難しいことか。
 
 形は違えど、僕を取り巻く状況は違えど、今には今にしかできない織りがある。
 あの頃にはあの頃の、今には今の織りがある。
 だから僕は、織ろうと思う。
 あの頃に戻るんじゃなく、これからに向かう織りをしようと思う。
 
 誰とだって比べんな。
 
 君が良ければ、それがいい。

 あの頃も

 今だって

 さをりは変わらず、そう言っている。
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