納品と帰国展と国会前と。


 おかげさまで先日、無事に2015A/W用の生地を納品することができました。
 ずいぶんとこちらのブログもご無沙汰しているにもかかわらず、
 毎度覗きに来てくださっていた方々、気に留めてくださっていた方々、今、読んでくれているあなた様
 なんだか色々な人に感謝したい気持ちです。
 納品生地、総量65M。
 初めての経験でしたが、とてもとても、学びの多いお仕事でした。
 
 2015 2016 A/W STOF "DUB & PEACE"

 DMには「〜No enemy   敵はいない。〜」の文字。

 ただひたすらに、織る。織る。織る。
 その時間の中で、ふとこの言葉を思い出し、昨今の世を憂いました。
 自分に出来ること、したいこと、しなくてはいけないこと。
 ふわふわと浮かんでは留まり、流れ行く思考と、留まるものと。
 いつの世にも権力者はいて、それを指示する人間がいて、止めようとする人間がいて、、、、、、

 ふと気付く。

 ひとつの答え。


 あー、そうか。

 権力者なんていなかったんだ。
 いるのは、権力者をつくりあげる人間だ。
 権力者には必ず、それを支える人間たちがいる。
 ひとりぼっちの権力者なんていない。
 だから、権力者は、たっくさんの人間によって生み出されたものだ。
 とすれば、あの人を権力者にしたのはだれだ。

 あー、僕らだ。

 いや、違う。

 僕だ。

 僕自身だ。

 
 そう気付いたらなんだか泣けてきてしまいました。
 そうして、とどのつまり、本当の権力者なんていないんだって思いました。
 
 「敵は自分でつくっているんだからね。自分の心持ちひとつなんだからね。」

 こんな言葉を聞いたことがあって、その通りだよなーなんて思っていました。
 そして、権力者だって、そうだって気がつきました。
 相手を受け入れることが出来たら敵はいなくなる。
 敵は敵じゃなくなる。
 じゃあ、権力者は、、、、、。

 
 どんな想いが込められたテーマのコレクションなのか。
 言葉で確認したことはありません。
 でも、その単語から、僕はこんなことを連想しました。
 そうして、「さをり織り」の織り手として活動する僕に依頼してくれた意味を考えました。
 言葉にすれば明確です。
 でも、想像の余地も自然と狭まります。
 どうすればいいのか。
 今、どうするべきなのか。
 ずーっと、ずーっと、最適を探しています。
 その時々の、答えを探しています。

 答えはいつも自分の中に。

 しかしながら、想いと共に、モノを介して在る繋がりの中。

 僕に出来ることを模索し続けます。


 
 無事納品が済んだその足で、岩切章悟さんの帰国展へ。

 半年間ご夫婦で中南米を旅して来た彼ら。

 大きな作品を直に見るのは初めて。

 モノのエネルギー。

 そこに宿る、ヒトのエネルギー。 
 
 形の無いモノは、確実に存在する。

 
 最後は国会前へ。

 ここにもまた、多くの想いが、感情が、思惑が。

 
 
 全部、横並び。
 一日のこと。
 ごく普通の、ありふれた一日。

 今日という日が、これからも続いていきますように。





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by pops-fabric | 2015-06-26 07:39 | 日常のこと