絵画をテーブルに



 こんなにゆっくりと織るのはとてもとてもひさしぶり

 織り幅10cmの世界で

 パレットに絵の具を巻き散らすように

 やさしくなぐりつけるように

 抱きしめるように

 寄り添うように。

 
 

 時間をかけて織ることが、価値だとは思いません。
 かかってしまうことも、価値だとは思いません。

 表面的な美しさ以上に、その内側も感じてもらえるような、
 共有できるような。
 その「共有」こそが、ひとつの「美」であるような。

 織りをしていると
 「絵の自由さには叶わないなー」
 と感じることがあります。
 
 でも、今回は、織りをしながらふと、絵を描いているような気持ちになりました。
 この感覚を僕は知っている。
 確かに、感じたことがある。
 どこまでも自由なこの感覚。

 
 僕は料理が好きです。
 食べることも好きです。
 だから、ちゃんと、お腹がすいた時に食べたいと感じています。
 そんな時に、食べるものを産み出すこと(料理)から始めると
 お腹と気持ちが
 「きゅー」
 ってなります。
 ご飯つくってる時、結構幸せを感じます。
 お腹すいてて、コンビニのシュークリームとか、サクっと食べたいのだけど、我慢して料理した時のご飯てすんげーうまい。
 食卓の彩りがぐっと増す。 

 コースターて、実用性はもちろんあるけど、なんだかんだ贅沢品のような気もします。
 事実、織りを始めるまで、僕はコースターを使ったことがありませんでした。
 それでも今は、器の下にコースターがあるとすごく、心が落ち着きます。
 なごみます。
 暮らしをひとつひとつ、丁寧に、整えていきたい。

 僕が織り、仕立てたものが

 あなたの暮らしを

 何気ない日々を

 豊かにするひとつになることができたなら。



 オトノハという、ひとつの暮らしが僕を見つけてくれて、
 今でも共に暮らし、生きることができる日々に感謝します。

 
 22日のオトノハ朝市では、コースターと言う、シンプルな四角い布をたくさんつくりました。
 たかがコースター。
 されどコースター。

 そこに何を見出すか。
 感じるのか。

 僕は「コースターを使う日々」に「心の豊かさ」を感じるようになりました。
 だから今は、「コースターを織る」ことにすら、豊かさを感じます。

 どんなコースターが並ぶのか。

 お楽しみにしていてくださいね。
 



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by pops-fabric | 2015-02-20 23:04 | 出店情報