さをり織りとは 

 
 あえて銘打って語ってみます。

 さをり織りとは。

 さて、その前に。
 
 さをりとはなんでしょう。

 端的に述べます。

 さをりとは、

 「自己の既成概念を取り払う」行為であり、「そこに新たな自己を見出す行為」

 であると、認識しています。

 つまり

 「織りを通して、その時々の自己を認識する行為」

 が「さをり織り」だと。

 そんな風に解釈しております。

 既成の枠にとらわれない事、思い込みを取り払う事、残糸を使う事、ひたすら自由に織るという事、、、。
 様々な要素が重なって形成されるさをり織りの概念ですが、とどのつまりは

 「そこに自分があること」

 このことに尽きると僕は考えます。

 そこに自分があれば、耳を揃えて織ったって、糸の太さを揃えて織ったって、柄の線を強調して織ったって、それこそ均一、均質なもののように見えたって、機械には真似できやしない、その人だけの織りになっていれば、それがあなたのさをり織りなんだよって。

 そう考えています。

 世の中のものと比べる事無く、ほかの織り手と比べる事もなく、
 ただひたすら自分の織りたいように織る。

 そんな、どこまでも自己中心的な織り。

 無意識の思い込みすら飛び越えて行ける織り。

 そんな織りだと、考えています。
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by pops-fabric | 2015-01-04 22:08