祈り


ありふれた、普通の暮らしでいい。

特別なことはなにもいらない。

ごくごく、普通の、どこにでもある暮らし。

それが出来るってことが、どんなに幸せなことか。

そして、それができなくなっている人が、今の世にどれだけいることか。

どんなに頑張っても、気をつけていても、事故は起こる。

それは、残念だけど、心無いことをしてしまう人がいるから。

人の存在が、見えずらくなっているから。

自分だけの力ではどうしようもないこと、やっぱり起きてしまう。

僕には何ができるのでしょう。

悲しいことがあった現場に行くことも出来なければ、そこにお金を送ることも出来ない。

正直、自分のことで精一杯です。

5人分くらい簡単に稼げるようになりたい。

でも、現実はそうもいかなくって。

目の前のことを必死に、心入れて、やることしか出来ない。

ならばせめて、祈ろう。

今も仮設住宅で暮らす人たちのことを、故郷を追われた人たちのことを。

愛する人を亡くした人たちのことを。

やり場のない怒りや悲しみを抱えた人たちのことを。



織ることは、「楽しみ」です。

「喜び」です。

そして、「祈り」でありたい。

そうすることで

織ることで

忘れちゃいけないことを、忘れずにいられる。

「負」の記憶も、共に生きることを決めたその瞬間から「負の記憶」では無くなる。

そう信じて、全ての記憶を今と共に。

今と共に。






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