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福島原発告訴団と山本太郎さんと。


 昨日、福島原発告訴団 団長の武藤類子さんによる現状の説明会に行ってきました。

 やりきれない気持ちでいっぱいになりました。

 つらい想いをするのはいつも、心優しい人たちだ。

 ほんとは告訴だとか、申し立てとか、そんなことやりたくないんだと想う。
 いや、そりゃそうだよ。
 だれだって好きこのんでやりゃしない。
 やむにやまれぬ想いが募って、動かざるを得なくなって、やるしか無くなってやっているんだと想う。

 それでもね、「断固戦うぞ!」とかね、「負けてたまるか!」とかね、そんな姿勢じゃなくって、「ただただ、分かって欲しい」「現状を知って欲しい。」「何も終わっていないんですよ。」って。
 ほんとに切実な想いなんです。
 それでね、そんな状況でも、武藤さんはとても優しい笑顔なんです。

 今夜新幹線で福島に戻らなきゃいけないって、急ぎで帰られたのだけど、去り際の笑顔がほんとに優しかったんです。
 それこそ言葉に出来ないような、すさまじい体験をされて来たのだと思います。
 そして今だ現状も厳しいなかで、そんな想いを世間に、誰かにぶつけるわけではなく、じっと歯を食いしばりながら、「知らせる」ということをしてくださっています。

 なんでそんな世の中になってしまったんでしょう。
 なんで優しい人が辛い目に合わなくてはいけないのでしょう。
 穏かな気持ちのままで暮らせる日常を奪われなくちゃいけないのでしょう。

 
 そうして答えの出ないまま次に聞こえてきたニュースは、山本太郎氏の直訴問題。
 極端なまでの一方向からの論調。
 「なぜその行動に至ったのか」を掘り下げて報道するメディアは皆無。(僕の見る限り)
 凶悪殺人犯ですら、その背景や心理状況にまで着目され報道されるのに、なぜなのでしょう。

 マスコミから流れ出る情報だけで物事を判断するのは、とても不安定な結果を生む世の中になっていると感じています。
 それぞれがちゃんと自分の頭と心で判断して行かないといけないんですよね。

 後悔のない日々を過ごしていこうと想います。