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愛すべき作品


 はじめての糸を使い、織る時はどうしても「常識」に捕らわれがちになります。
 (ここでいう常識は、自分が今まで見て来た物事を指してます。)

 タテ、ヨコに毛足の長いタムタム糸(モヘアの様な形状)を使ったのですが、糸から来るイメージはヴィヴィアンウエストウッドだったりセディショリナーズだったり、いわゆる「パンク」のアイコンみたくなってるモヘアのカーディガンだったり、そんなんばっかで、どうしてもその感覚から離れられなくて(その感覚のまま進むことができなくて)、最初の30cm位、かなり四苦八苦しました。

 そんな時は、未知の方向へ進む。
 したことないことをする。
 初めての糸の組み合わせ、色の組み合わせ、初めてに初めてを重ねて行く。
 初めてのことなんだから、今までの経験で対応、コントロールしきれるかと言ったら、やっぱり無理。
 だったら、その初めてを受け入れる。
 想像できない方向に進む。
 進めば答えが出る。
 形になる。
 目に見える。
 想像を超える。

 そうしてこんな、愛すべき作品が生まれました。
 
 

 
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 しかし、もっと写真うまくならなくっちゃなー