切ったら血が出る。
さをり織りでは
「切ったら血が出る」
という言葉があります。
須田剋太さんの言葉でありますが、感性を織りこまれた布はどこをとっても画になるので、切れない。
切れる場所が無い。
切ったら血が出る。
血が出たら痛い。
痛いのはどこだ。
それは人によって違うのでしょうね。
だから、痛くないように。
じぶんが、いたく、ならないように。
そこに、いたく、なるように。
いたいいたみは、あたたかみ。
いついつまでも、つながりたい。
ひとりでなんて、いたくない。
いつまでもいたく、なるように。
いついつまでも、そのままに。
途中から勝手に僕の言葉になりましたが、つまりは
「続いている、繋がっている」
ということなんだと想っています。
そうして一度もハサミを入れない仕立てをしています。
現在4着目。
さて、これからどんな形になるのでしょう。
まるでビフォーアフター。
by pops-fabric
| 2013-03-27 23:22
| さをり織り作品