名前




 あんなものを織りたい。

 こんなものを織りたい。

 織れば織るほど欲が出て来て、いつの間にか自分自身にとらわれる。


 
 スタッフ展用のタピストリーを織り始めたのですが、以前(麻布十番ギャラリーにて)出展した作品がどうしてもちらついて、ダメでした。
 思うがままに織れない。
 感じるままに織れない。
 どうしても考えてしまう。

 面白いものを織りたい。

 刺激的な作品を創りたい。

 みんなをわっと言わせたい。


 欲が出てきたらもうダメで
 そこにいるのは自分自身以上に他に目を向けた
 どこにも芯の無い
 もろく
 弱い
 不確かな存在。

 ならば、確かなものとは
 そう、自分。
 自分自身であった。

 もう一度、あの時の感覚を思い出す必要がある。
 思うがままに感じるままに
 素材と遊んだあの時の感覚。

 
 初めて自分の作品に題名をつけようと思いました。
 つけたいと思いました。
 どこからともなく、湧いて出た気持ち。
 織り上がる前ですが、名前は決まっています。
 多分、そうなるだろうという予感。

 
 来週から始まるスタッフ展。

 楽しみです。

 
 
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by pops-fabric | 2011-11-08 22:28 | 日常のこと