まだ途中

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 ほんとは出来上がりだけをバシッと見せた方がかっこいいのかもしれないけど、僕は色んなものが出来上がる過程にすごく興味があるし、できることなら実際に見てみたい。

 なので、僕がつくっているものも過程を見せてしまおうと思いました。

 もちろんどこぞで学んだ技術など使ってないし、むしろ技術なんて持ち合わせておりません。
 お気に入りの服を解体して、ここはこうなってる、どこはどうなってると見よう見まねです。
 それをお客さんのサイズに合わせて仕立てる。
 ある程度できたら着てもらって、もろもろ調節。

 こんな感じでやっております。

 
 今回のこのシャツは、生地の時点で会心の出来でした。
 本心を言えば、仕立てたりせず生地のままとっておきたかった位です。
 しかしそこは、仕立てるために織ったもの、彼を想って織ったものなので、がんばるしかないですよね。

 
 さをりの布は「切ったら血が出る」と言われています。

 さをりの布は生きているからです。

 それほどまでに想える布を僕はこれからどれくらい生み出せるのだろう。

 布が形を変え、衣服や小物になったとしても生き続けるような、布の息遣いが感じられるような

 そんな物創りをしていきたい。
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by pops-fabric | 2010-08-14 16:06